ごんブロ

だいたい月に一度、本や映画の感想を書きます

話題の安室透とかいう男がどんなものか知りたくてコナンの映画を観てきたけれど

 

確かにあれは沼。

 

深い池沼地帯であったことをご報告いたします。

 

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劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』

 

あらすじ:色黒金髪スタイル良すぎイケメンが眼鏡小僧と縦横無尽に米花町を駆け巡ります!

 

GW前から劇場版コナンの感想として、「安室透がやばい」「安室透まじぬっま」「安室透に執行された」とネット上で話題で、それを見聞きした色んな女性が面白半分に観に行ってはまた更に次々と安室の女となってしまう現象が起きており、一体映画館で何が起きているんだ?!と気になっていたのです。

 

こうなってくるともう、ちょっとした肝試しみたいなものですよ。「お?安室透?こんな奴にワシの心が落とせるとでも?」「ワシの今の推しNO.1はリヴァイ兵長やぞ」と、私が執行されるわけがないと内心高をくくって観に行きました。

 

※ワシの推しNO.1

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 ケニー大好きなのでアニメ3期が待ち遠しい。

 

 

ちなみにコナンの映画を観るのは15年ぶりぐらい。

ずいぶん久しぶりのコナンだったわけですが、実は5〜6年くらい前の劇場版コナンが公開されたあたりから、最近のコナンは脚本がガチ向けになっていてミステリーの面でもアクションの面でもめちゃくちゃハイクオリティになっている・・・という噂を聞いていたので、何気に気にはなっていました。

 

そして今回の「ゼロの執行人」ですが、これは本当にあの「コナン」なのか?というくらいガチの社会派ミステリーが描かれていて、とても子ども向けとは言えない複雑なストーリーの中でコナンと安室が走り回って最終的に大爆発して大団円(主題歌:福山雅春)という盛りだくさんの110分間でした。むっちゃ面白かった!

 

 

でもって問題の安室透ですけども。

 

 

映画を観終わった時の心境としてはこんな感じだったのですが。

 

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家に帰ってから「安室透」で検索をかけてPixivに誘導されてからはこんな感じです。

 

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Pixivで検索したらあかん!

 

(いわくつきの過去を持つスーパーダーリンだけどFBIの赤井さんにコンプレックスがありすぎて赤井が絡むとガキくさくなるとか設定つよすぎません?)

 

 

【 その他感想】

・小五郎のおっちゃんの声が変わっていて時代を感じた。

・コナンスケボーの電力源がソーラー発電じゃなくなっていたことにも時代を感じた。

・目暮警部の上司が別のアニメの登場人物かと思うほどものすごい悪人面で受けた。

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歳を食った碇ゲンドウかよ

 

・妃英理と小五郎のおっちゃんの関係性が大好きなのでキュンとした。(*´д`*)

 

 

 

◎ 「三つの棺」/J・D・カー

 

三つの棺〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

三つの棺〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

 

読み終わりました。

古典にして金字塔。密室ミステリの最高峰と名高い本書ですが、さすがにちょっと「んんンンンんん〜〜〜〜???」という力技一本のトリックのみで400ページもたせた小説だったので読み終わってガッカリしました。

これが最高峰なら「密室ミステリ」自体が合わないんだろうな。。。

やっぱり私は抜きんでた心理描写によって物語が支えられているアガサ・クリスティが好きですし、人間の心理それ自体が真のミステリーであると分かっていたクリスティこそが至高のミステリー作家だと思う。

なんだかなぁ、こういうトリックだけの物語って「小説」というより「論理クイズ」なのであって物語じゃないんだよな。

心に何も残らないミステリ小説でした。