今年の目標の1つに『劇場公開映画を30本観る』というものがあるのですが、その進捗と備忘録です。
だいたい観た順で、
・天才作家の妻 40年目の真実
・クリード 炎の宿敵
・ボヘミアン・ラプソティ(4回目)
・グリーン・ブック
・翔んで埼玉
・ギルティ
・プロメア
・アラジン
・キングダム
・ハッピー・デス・デイ
・トイ・ストーリー4
・天気の子
・工作
16作品!
4月に体調不良でくたばって丸一ヶ月以上何も観られなかったのがちょっと痛かった。
ノルマはあと14本ですが、9月に観たい映画が4本控えているので10月〜12月の三ヶ月間で10本・・・平均ひと月3本以上、あ、ぜんぜんいけるぞ!!
やっぱり4月に観たいものを観ていれば今頃は余裕で高笑いしている頃でしょうから、4月に1本も観ていないのは惜しかったな。
■映画館がもっともアツい時期
今年は人生でもっとも映画館に通っているわけですが、そうしているとなんとは無しに映画館の業界側の事情などが見えてくるので面白いです。
そこでこの8ヶ月の映画館通いで分かったのが、
・映画館がもっともアツい時期は3月〜4月
ということ。より細かく言うと2月後半〜4月末くらい。この時期に一年の中でもっとも高水準の面白い映画が集中するので、この二ヶ月間はわりと頑張って映画館に行ったほうがよい。
というのも、アカデミー賞ノミネート作品が公開されるのがだいたいこの時期なんですよね。別にアカデミー賞信奉者というわけではないのですが、けれどもやっぱり高品質な映画が多い。
一年中映画を観ていると、どうしても「今月はハズレだな」という月が出てくるのですが、3月〜4月の二ヶ月間はそれが無いどころか「次どれ観よう!?!」「今日はもう2本立てでいくしかない、いやいっそ3本立てか!?!」などなど一人で悩んで盛り上がれるので、楽しい時期です。
つまり私のように年間予算を立てて劇場公開映画を観る場合、3月〜4月の二ヶ月間に予算を集中させた方が良い。
私はこのあたりが分かっていなくて、あとこれとこれも観たいけど、でもそうすると月々の平均予算を超えてしまうし、予算を使い切ってから冬に突入したら、観たいものを渋ってしまいそうだしなぁ、、、と思ってためらってしまったのだけど、結局4月は体調を崩すし観たい映画があんまり無いハズレな月もその後出てきたので、3月に思うさま映画を観れば良かったなぁと今になって思います。
あと他に分かったことが、
・映画館商戦のシーズンは春と夏
ということ。
2月末〜4月にアカデミー賞映画が続々封切りされて、毎年興行収入40億円以上を普通に叩きだすドラえもん、コナン映画を筆頭とする春休み映画があって、GWまでこれで引っ張る。
本番は夏で、恐らく7月第3週の金曜日に公開される枠というのが日本の映画界で一番良い枠なんじゃないかなぁと。(次点で第2金曜日)
ジブリ映画が公開される時はだいたいこの枠が用意されることが多かったようで、今年ここに収まったのが、前作『君の名は。』で歴代日本映画興行収入ランキングで2位を記録した新海誠監督の最新作『天気の子』でした。
・・・と思って日本の歴代映画興行収入ランキングを見ていたら、確かに7月公開作品が多いですが、それに次いで12月公開作品が多いですね。
ということは、
・映画館商戦のシーズンは春休みと夏休みと冬休み
が正しいですね。別になんの意外性も無い。
■その他気づいたあれこれ
・映画館の公開スケジュールは流動的で、一週間ごとに決められる
どうも映画館の一週間って金曜日始まりの木曜日終わりのようで、その週の客入りを見て翌週の上映回数とスクリーンを月曜日か火曜日に会議なんかで決めているみたいなんですよね。私は映画館で働いたことが無いのですが、たぶんそう。
で、金曜日〜木曜に公開される映画のスケジュールが分かるのはだいたいその週の火曜日なので、どうしても観たい映画があるけれど次の休日まで日にちが空いている、みたいな状況であれば、面倒だけど毎週公開スケジュールを確認した方が無難。というのも、
・普通の映画(興業収入10億円未満)の上映期間はだいたい一ヶ月
映画館はその映画の前週の売上からその週の上映回数と時間、スクリーンを決めるので、当然売上が下がったら上映回数も減らすわけです。
そして映画の興業収入というのは基本的に公開初日を頂点に右肩下がりに推移するのがセオリーなので、同じ月でも上映1週目と3週目では上映回数もスクリーンもまったく違うものになり、4週目が終わると共に上映終了になるのが普通の流れ。
逆に言えば、3週目でも上映回数が豊富で広いスクリーンがあてがわれている場合、その映画はだいぶヒットしているので上映期間も2ヶ月目に入ると考えてよい。
このあたりの目算を立てて映画を観る順番を決めています。
あとはまぁ、考えてみれば当たり前なんだけどあんまりみんな知らなかったりするのが、
・TOHOシネマズは東宝映画の経営なので、松竹映画の上映はほぼ無い
とかこの間友達と話していて「初めてTOHOシネマズの意味を知った」と言われたので、そんなものなのかなと思いました。
おしまい