ごんブロ

本や漫画や映画の感想が多めの日常ブログです

ごんぶと日誌(2020.4.13~4.16)

これからは四日分の日記が溜まったら投稿していきます。

という方向性が定まった、ただの日常の記録第七弾。

 

四月十三日 月曜日

きのうに引き続き今日も長雨の一日。気温も上がらず、葉桜の季節とは思えない寒さ。

とうとう今日、会社で新型コロナの感染者が出た。濃厚接触者はいないけれど、同じ会議に出席していた私を含む大勢の人が明日から毎日一週間朝晩検温をして記録をつけなければならないとのこと。実は自分の婦人体温計がずっと前から電池が切れて放置しているので、さすがに明日電池を買って入れ替えようと思う。

感染者が出たということを知らされたのは夕方だったのだけれど、そのことで先輩(既婚女性・二児の母)は完全にびびってしまい、二十時頃に「悪いが子どもを守るために今週いっぱい会社を休む」というLINEが来る。猫が逃げるスタンプとポプテピピックのスタンプを連打しておいた。

そんな私にも母親の心情は想像できるので、自分の母親には身の周りに感染者が出たことは出来るだけ黙っておくつもりである。自分にはどうしようもないのに、自分の娘が感染リスクのある職場で働いていることを母にわざわざ知らせるのは酷な気がして。今まで通り、出来る限りの感染対策をして日々淡々とやるべきことをやりたい。正直なところ、今回のような未曽有の災害にはそれ以外手立てがないと思う。

終業近く前、久しぶりに元上司(社長)と顔を合わせたので少しだけ話をした。おもむろに財布を開いて「そや、これあげるわ」と言うので身構えたら、図書カードだった。嬉しい。

 

四月十四日 火曜日

先輩がいないので、仕事をやりすぎてしまい、目が死んで日記が書けない。

 

四月十五日 水曜日

ひなたの下で動いていると汗ばむくらいの快晴。家の裏の雑木林ではウグイスが声も高らかにさえずり、そういえば地元の駅にもツバメが帰ってきて、今年の巣作りに励んでいる。花ばかりに目が行くけれど、これからは鳥の季節でもあるんだな。

家の近くにいるウグイスはとても鳴くのが上手くて、美しい「ホー・ホケキョウ」のあとに、キキキョウ、キキキョウ、キキキョウ、キキョ・キキョ・キキョ…と続けることがある。すわウグイス界に彗星のごとく現れた超新星かと思いきや、母曰く「谷渡り」という鳴き方なのだそう。知らなかった。

今日は休日だったので、冬の間ベッドに立てていた室内テントを撤去した。とたんに八畳の和室が広々と感じられ、少し落ち着かない。テント環境は思った以上に快適だった。また寒くなったら設置しよう。

掃除の後、シナリオスクールのNちゃんから送られてきた文学賞への応募作品の感想を書いて送る。いいところを褒めるだけではなく、評価と分析をすることを求められているので、書くのに二時間くらいかかった。こんなに書くのが難しい感想文は初めて。

先週印刷サービスに出していた十年前のmixiの日記(二年分)と、楽天市場で買ったマヌカハニー、シナリオスクールの作品集が届く。配送業務に従事している方々に感謝。

 

四月十六日 木曜日

二度寝をしてしまい三十分寝坊をするが、そのまま家を出ると通勤ラッシュに巻き込まれること必至であったため、プラス三十分見合わせて合計一時間の遅刻をするも、我が社は今多くの人がなんとなくフレックスタイムで働いているので、なんかうやむやになる。

コロナ感染者が間近に現れ、他にも発熱で休む人が出てきたことで、出勤そのものが大きなストレスとなっている人達の精神がかなり疲弊してきた印象。色んな人達がピリピリしているし、とある部署では独自にプラ板を繋げた長い衝立をデスク同士の境界線に設置していた。(どこから調達したんだろう)

仕事帰り、本屋で田辺聖子の「ひねくれ一茶」、食料品店でキウイ三つ、にべ鯛の柵、トリュフオイル、ドラッグストアでクナイプのバスソルトの買い物をする。