ごんブロ

だいたい月に一度、本や映画の感想を書きます

ごんぶと日誌(2020.4.23~4.26)

四月二十三日 木曜日

今日はよくスーツを着る部署にいた時代に愛用していたローヒールパンプスを久しぶりに履いて会社に行った。かかとの部分が硬いなぁ、この靴久しぶりだものなぁと思っていたら、更衣室で脱いだ時に靴を持った指が濡れて、初めてかかとの部分に五〇〇円玉大の血染みが出来ていることに気づきびっくりした。それほど痛くない割には派手な血痕だった。

事務所に行くと、従業員全員のデスクに半透明のコの字型のパーティション感染症対策とのこと)が設置されて風景が様変わりしていた。休日であったきのう業者さんが入って作業してくれたらしい。今日は出勤していた先輩(※メタルスライムと最近呼ぶことにした)が電話の度にミーアキャットのような挙動をしていて面白かった。お昼時、Y先輩にパーティションについての感想を求めると「一蘭みたいでめっちゃ落ち着く…」とほっこりしていた。

きのうは休日だったくせに一日中ぼーっとしていて何もしていない。運転免許証の更新手続きの期限が迫っているくせに、今日も警察署に電話をするのを忘れた。明日こそは進める。

 

四月二十四日 金曜日

十時に出勤してお昼休憩を一時間とって十六時過ぎに帰るという働き方をしていると、さすがにさぼっている暇がないことに気づく。この私としたことが、ここ二日間ほど会社にいる時は真面目に仕事だけをしている。

自動車免許について所轄の警察署に電話する。更新通知はがきが手元になくとも問題ないが、四月十六日から免許更新の業務を止めているので、免許証を持って月曜日に更新手続きの延長申請をしに署に来てくれとのこと。

夜、大昔から好き放題に書き散らかしている小説の続きを五年ぶりくらいに書く。五年の間に色々な小説や漫画を読んだり、スクールで学んだりした結果、「あ、こういう終わり方でいいんだ」と閃いたラストに向かって書こうと思う。

 

四月二十五日 土曜日

朝の仕度時、信じられないほど眉毛を描くのに手こずる。眉毛の描き方を一切忘れてしまったかのような勘の冴えなさで、何度も失敗しては消して描いてで十五分近くを眉毛だけに使ってしまった。眉毛が伸びたり、眉マスカラを新しくしたりするなどで眉毛を描く勘が狂うことは時々あるけれど、ここまでひどいのは年に一度あるかないかというくらい。前髪が長ければ妥協も出来るけれど、今の前髪はオン眉なので逃げ場がなかった。

会社は土曜日なので早帰りする人が多く、上司も十一時過ぎには帰ってしまったので十四時に退社する。新緑と日差しがまぶしく、風が爽やかな土曜日なのに、十四時半の京阪電車を待つ京橋駅のホームは閑散としていて、恐ろしいまでに静かだった。

晩御飯に棒棒鶏とニラ玉を作る。卵を四つ割ると、一つが双子卵だった。人生で初めて双子卵と出逢った。(二回目だったかもしれない)

 

四月二十六日 日曜日

かつて私は寝ている間に見る夢(ストーリー性がかなりある)をすごく覚えている方で、それはきっと小説を書いたりしていたからで、社会人になって小説を書かなくなると夢はストーリー性を一切失い、どんな夢を見たのか記憶に留めておくことも出来なくなったのだけれど、今朝見た夢は少し覚えている。掘りごたつのある居酒屋のようなところで、エスプレッソのかかったバニラアイスが乗ったカレーライスを「こんな味はじめて!!!」とはしゃいで食べていた。(ちなみに私の夢には味覚がある)

二月の頭に予約していた美容院の予定をすっかり忘れてドタキャンしてしまった。こんな時期なのに私の予約のせいで美容師さんを出勤させてしまったのだろうかと、自己嫌悪でうずくまっていたら一日が終わった。

それにしても世間の皆さんもそろそろ髪の毛が限界になる頃合いだと思うのだけれど、どう対処しているのだろう。