自粛の影響で外食と飲酒の機会がほぼなくなり、ついに体重が四十二キロ台になった。私の今の暮らし方だと(ものすごい山の上に家があり、平日は通勤と犬の散歩で一日八キロほど歩く)、消費カロリーが摂取カロリーを上回るらしい。おやつはちょくちょくセブンイレブンのスイーツを味わっているけれど、さいきんはいい加減口内炎を本気で完治させたい意図からバナナにしている。砂糖断ちをするとやはり効くのだけれど、バナナ自体は口内炎的に染みる方の食べものだったのでおもしろくない。コロナと口内炎が収まったら好きなものをたらふく食べたい。
ところで、さいきん新たに手を出したものとしてマグネシウムオイルがある。
マグネシウムオイルは体の必須ミネラルであるマグネシウムが溶けたオイルで、これを直接むくんだ脚に塗ると、マグネシウムサプリを飲むよりも効果的にむくみがとれる、という話を以前小耳に挟んで気になっていたのだった。Amazonレビューを見てみると、むくみというよりも夜中に足が攣るような人たちが使って効果があったというレビューが散見された。
とはいえこういった塗ってどうこうという話は個人的に眉つばで、マグネシウムオイルのマグネシウム分子量がいくつか知らないけれど、本当にそれが経皮から吸収されるのか…? と科学的観点から疑問ではあった。ほら、コラーゲンとかも塗るのは意味ないと言うし。
しかしレビューを見ているとどうも本当に効果があったという人がたくさん見られ、値段も千円と安いし、これを塗るだけで膝から下の足のむくみが軽減されるなら試してみるくらいいいかと思い、あまり期待せず購入。家に届いた日の風呂上がりにさっそく塗ってみたのですが。
めっちゃ痒い。
塗ったところがめっちゃ乾燥してぴりぴりして超痒い。
なにやらレビューにも「マグネシウムが不足している人ほどぴりぴりします」というのはあったんだけど、そもそもマグネシウムが経皮吸収されるかどうかも怪しいのにそんな非科学的なことある?? と半信半疑だったのです。それ肌が薄いとかじゃなく??(ところが肌の薄さは関係ないらしい。よく分からない)っていう。
ということで初日は痒くて寝るにも若干のストレスだったのですが、二日目の風呂上がりにまた塗ってみたところ、拍子抜けするほど特に何も起きず。昨日のあれはなんだったの???
一日で肌が強くなったのか、マグネシウムが充足したのか。どちらにしてもちょっと考えにくいのだけれども。
そして三日、四日と続けてみてふと気づく。なんだかふくらはぎが柔らかくなっているような…?
まぁふだんふくらはぎにはノータッチなので、四日間毎晩さすったら誰でも多少は柔らかくなるとは思うのですが、それにしてもこんなに柔らかくなるものなのでしょうか。
ということで、科学的にはちょっと説明しづらいのですが、実感としては効いている気がします。これで細くなってくれれば万々歳なので、一週間ごとに写真撮影と計測をしようと思います。
※このあと、家に帰るとちょうど折よく母の足が攣ったので、マグネシウムオイルを五プッシュほどしてすりこんでもらったのですが、塗った部分がじんわり温かくなり、五分もしない内に攣りが消えたとのこと。(ちなみにピリピリして痒くなるといったことはなかったらしい。)やはり何故か効くみたいです。
◎ゆるい防災の話
さいきん地震が多いので防災しようと思い、勉強に購入。被災系コミックエッセイはわりとよく読むのですが、こちらの本の作者のアベナオミさんは仙台在住で、実際にご自身が東日本大震災で被災を経験され、後に自ら防災士の資格を取ったほどのガチ勢なので、今からできる防災の備えが説得力を持って描かれており非常に勉強になりました。
中でも、日常的に持ち歩く防災用品はポーチ一つに収まる分だけでよいというお話には、せめて私もそれだけは用意しようと大いに感化され、取り急ぎ軽量小型モバイルバッテリーを購入。モバイルバッテリーはすでに二つも持っているのですが、ちょっとかさばるので旅行時くらいにしか持ち歩かないんですよね。
あとはネットを見ていて、会社にはスニーカーだけではなく一泊程度の簡易宿泊セットを置いておくのも防災的に良いという話を見て、これもすぐに出来そうなのでやろうと思います。
本を読んでいていちばん心に響いたのが、被災していちばん後悔したのは、「どうしてここに割れ物を置いたんだろう」「どうして日持ちするものをもう少し買っておかなかったのだろう」「どうしてモバイルバッテリーを買っておかなかったんだろう」という、どれも日常的にほんの少し気をつけていればよかったことばかりだった、という言葉。
つまり防災というのは大げさな対策ではなく、日常の中でちょっと面倒くさいことをやっていくことの連続なんだなぁというわけで、日々ゆるく防災していこうと思う次第です。