ごんブロ

だいたい月に一度、本や映画の感想を書きます

ごんぶと日誌(2020.4.6~4.8)

長くなると読みづらいのと、意外と読んでくれている人が多いので、今週は週二回更新に分けてみた何事も起こらない日常の記録第五弾です。

 

四月六日 月曜日

自分の誕生祝いにネットショップで買ったアクアマリンのピアスを一度も付けずにいたので、今日初めて会社に付けていく。

少女だったころ自分の誕生石がアクアマリンという地味な水色の宝石だと知った時にはショックだった覚えがある。当時はセーラームーンのアニメが流行っており、幼い私はセーラー戦士たちが身に着けているようなはっきりとした色合いの宝石に憧れていたからだ。

歳を経て、ある人とウィンドウショッピングをしていた際、目についたアクアマリンのピアスを指してこれが私の誕生石だと言うと、「ああ、あなたのイメージってこんな感じ」と言われ、以来一転してアクアマリンが好きになった。

このたび買ったアクアマリンのピアスはインクルージョン混じりの安い石で、おまけに写真で見た印象よりもずっと小さく、けれど私のうすくて小さな耳にはちょうど良く収まる。淡い水色は白い肌にしっくりと映えているように思える。

きのう、私のことを「アクアマリンみたいなイメージ」と言った人から久しぶりにLINEが来たけれど、中身はまだ見れずにいる。

 

四月七日 火曜日

仕事終わりにアレルギー治療の薬(ダニタブレット)をもらいに耳鼻科に寄る。

先生に困ったことはないかと聞かれ、口内炎が治らないどころか悪化してひどい旨を話すと、治療を中断してまずは口内炎をすべて治そうという方針になってしまった。かくしてこの二週間薬を飲んだ時間もお金も泡に帰したのであった。

その後、貸出予約をしていた図書館の本を受け取りに行く。今回借りたのは三島由紀夫の『三島由紀夫レター教室』。

大阪府は明日から一ヶ月間緊急事態宣言下となるので、図書館サービスも一ヶ月間休みとなる。施設の職員さんはニコニコとそう説明しながら立ち上がってお辞儀までされるので、本を受け取りながら私もつい「ありがとうございました」と頭を下げていた。年末の挨拶みたいだった。

 

四月八日 水曜日

深夜一時に就寝して昼の十二時半に目覚める。枕を変えてからというものの、完全に元のロングスリープ体質にもどってしまった。三十一にもなったのに、未だによゆうで十二時間ノンストップで眠れてしまう。外出自粛要請が出て唯一良いのは、昼まで寝て起きても「睡眠以外にもっと有意義な休日の過ごし方があったのではないか」などと悔やまずに済むところだ。

十四時に貰いものの美味しいパンでサンドイッチをつくって食べたあと、伸びてきた前髪を眉上の長さに切る。こういってはなんだけれど、私は前髪を切るのがかなり上手い方だと思う。前髪を切りながら、大昔中学生だった頃、友達が放課後の空き教室で友達の前髪を切ってあげていた風景を思い出した。今の私の技術があの頃あれば、前髪に困っている女の子達の髪を可愛く切ってあげられるのに、惜しかったな。

十五時半頃、AmazonPrimeビデオで『ハッピー・デス・デー・2U』を母と観る。去年映画館で1を観て以来なのだけれど、めちゃくちゃ面白くてやっぱり映画館で観ればよかったと後悔した。続編がこんなにも面白い映画って稀有。ツリーちゃんがカッコいいし可愛すぎる。