ごんブロ

だいたい月に一度、本や映画の感想を書きます

大阪のアラサーの2018年上半期エンタメベスト7

 

今年も上半期が終了しました。(悲報)

 

せっかくなので2018年の上半期を生きのびるにあたって大きな助けとなったコンテンツを発表したいと思います。

 

あなたたちのおかげで灰色の日々にも極彩色の光を感じることが出来るのです。

いつもありがとうございます。

 

それでは7位からの発表です。

 

 

 

 

 

7.『Flat9~マダムユキの部屋

 

flat9.blog.jp

 

とか言いつついきなりゲスい。だって私、ゲスいから。

 

ところで私は今まで自分の事をネット音痴ではないと思っていたのですが、「ネットウォッチャー」という人達がいることをこのブログを知るまで知りませんでした。

そんなネットウォッチャーの一人である主婦・ユキさんのブログです。ウォッチ対象は主に「虚業家」と呼ばれる「キラキラ企業家」や、最近では大手が廃業してしまった「子宮系スピ教祖」及びその信者など。

インターネット界隈にはこんなうさんくさい詐欺師がいるんだ、そしてそれに金をまきあげられるカモがいるんだ・・・と一つのドラマを見ているような気持ちになれます。

 

あとなんと言ってもブログ主のユキさんの文章がとても品が良い。本物の知性と教養を持った方が書く文章ってどんなにゲスな話題を扱っていても品が良いんだなと感心させられる。

例えるなら萩尾望都の作品なんかに出てくる貴婦人が使う罵倒文句(例:死ねばいいんですわ けったくそわるい!)のようなとてもきれいな言葉の使い方をされる。ネット界の詐欺師や現実を見ようとしないカモをばっさばっさと切り捨てていく筆の鋭さが美しい。

 

ユキさんはもともとはハンドメイドをされていたことがあったようですが、きっとその作品も品が良かったんだろうなと思う。

更新頻度が低めなので時々更新されているとその分すごくうれしいブログ。



6.『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』/松本ひで吉

 

 

ツイッターで300万回イイネされた大人気エッセイ漫画。

 

作者の松本ひで吉さんは現在「なかよし」でギャグ漫画を連載しているプロの漫画家ですが、仕事の息抜きに描いた自分の犬と猫の日常漫画をツイッターに載せたところ大ウケ。以来描けば描くだけ何万バズ。

天使のようなトイプードル「犬くん」と同い年で兄弟のように育った魔王のような「猫くん」と暮らしていると、何をしていても毎日たのしいという可愛すぎる日常が綴られています。

毎週日曜日更新なので、日曜日が毎週楽しい。

 

これまでツイッターに載せたものと書下ろしを収めた1巻が今年の6月に刊行されましたが発売即日で重版決定という脅威の売行き。続く増刷分も各書店で売り切れが相次いでいるとのことで、講談社にとってはとんでもない棚からぼた餅なのでは。

私ももちろん発売日にゲット。

 

 

スタンプもおした。

 

 

5.『名探偵コナン 零の執行人』

 

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言わずもがなのこちらがランクイン。

今や80億の男・安室透の威力はすさまじく、薦めた職場の先輩たちが軒並みドハマりするという事態を引き起こしました。

 

スーパーダーリン安室透の沼に引き込まれ「安室の女」となってしまった先輩は「降谷」姓のはんこはもちろん、安室透の使用拳銃である「H&K P7」のモデルガン、愛車であるマツダRX-7の模型も買い、お家で幸せに暮らしているそうです。

 

過去記事☞

 

gonzarezmm.hatenablog.com

 

 

gonzarezmm.hatenablog.com

 

 

gonzarezmm.hatenablog.com

 

 

4.『バーフバリ2 王の凱旋』

 

 

こちらもまた言わずもがな。

 

大阪では今年の1月くらいに公開されたのでしょうか。

ツイッターでじわじわと、観ると「生命力が湧き上がる」「風邪が治る」「語彙力がなくなる」などといったパワーワードが並んでいて、まるでマッドマックス4みたいだなぁと思ったので冬季鬱のひどい2月に岩盤浴に行くような気分で劇場へ。

以来、何かというとずっとバーフバリ2の動画をYoutubeで見ています。

 


『バーフバリ 王の凱旋』MTV“バーフバリ万歳”

 

元気が湧きます。



 

3.『実録 泣くまでボコられて初めて恋に落ちました』/ペス山ポピー

 

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。(1) (BUNCH COMICS)

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。(1) (BUNCH COMICS)

 

 webコミックサイト「くらげバンチ」で隔週金曜日連載中。

作者ぺス山ポピーさんの実体験を描いたコミックエッセイです。

 

これはもう読まないと理解できない上に話がまだ途中なのでここに書けるようなことはないのですが説明すると、痛みにしか性的興奮と満足を得られないポピーさんが葛藤と彷徨の果てに暴力プレイのパートナーを探し求め続けた結果運命の相手とも思えるパートナーと巡りあうけれど・・・というお話。

 

先日更新された第20話でおそらく第一部が終了、これから始まるのが第二部なのかな・・・というくらいとにかく展開が読めないのでどうなるのか分からない、それだけに続きが気になって仕方がない漫画です。

恐らく私の中の2018年のベスト漫画になりそう。

 

 

◎直近感想

 

19話⇒膣が嫌ならアナルでやればいいじゃない!!

 

20話⇒もう病院行こう。おかしいとかそういうのじゃなくて、ただ問題がこんがらがりすぎていて、専門家によってほどくべき段階に来てる。



2.『メンヘラハッピーホーム』/スイスイ

 

cakes.mu

 

有料webマガジンの「cakes」で連載しているお悩み相談『メンヘラハッピーホーム』が2位にランクイン。

 

そもそも私が何故「cakes」を購読しているのかと言うと、下田美咲さんとスイスイさんがそこで連載していたからなのですが、今ではスイスイさんの『メンヘラハッピーホーム』のためだけに毎週150円払っていると言っても過言ではない。それくらいさいきんの私はスイスイの書くものを待望している。

 

『メンヘラハッピーホーム』はよ書籍化してよぉ〜〜〜〜〜!!!

 

元メンヘラ・今ハッピーリア充のスイスイさんがメンヘラな相談にとことん親身になって相談者の問題を分析してハッピーな方向に解放する、という内容なのですが毎回毎回それが本当に面白い&熱い。

読むエンタテインメントお悩み相談。

 

でもってすっごくスイスイさんの言葉使いのセンスがいい!

美しさとか品が良さとかとはまた別の、独特でおしゃれでガチャガチャきらきらした、けれどべたつきのないスパッと鋭い文章を書かれる。

スイスイさんは共感覚の持ち主で字に色がついて見えると何かで読んだと思うのだけれども、スイスイさんの文章は確かにそんな感じ。外国の遊園地みたいなおしゃれでカラフルなにぎやかさがある。

読み終わるといつも瞼の裏にきらきらしたものが静かに降ってくる。

 

そんな好きすぎる『メンヘラハッピーホーム』は「cakes」で毎週月曜日更新なので月曜日が毎週楽しみ。

 

 

 

そして1位は・・・

 

 

 

 

 

 

1.『匿名ラジオ』

 


匿名ラジオ/#103「マクドナルドのハンバーガーで友達になるならどれ!?」

 

愛していると言って過言ではない、間違いなく今の私の日常を支えている重大な一つ。

 

『匿名ラジオ』が終わったらもう、それは失恋よりもつらい心の大きな風穴になると思う。

 

バーグハンバーグバーグ所属のwebライター、ARuFa君とダ・ヴィンチ・恐山氏の15分ほどのフリートーク。「帰り道の帰宅部の会話」とも称されるこの下らないトークを心の支えに日々生きています。

ちなみにリンクの動画は直近の神回「マクドナルド」にしました。

私はフィレオフィッシュを彼氏にしたい。 

 

 

 

以上、私の2018年上半期エンタメベスト7でした。

 

下半期も頑張ろう!