GWも過ぎたのに肌寒いですね。
毎年GW期間に衣替え+冬物家電を片付けるのですが、今年は4月半ばですでに連日夏日だったので例年より早く防寒具を仕舞ったのに毎晩寒いので、部屋にいる時の定位置がベッドになっています。
GWの後半は里帰りをして辛いカレーを作ったり母に車を出してもらってブロンコビリーでハンバーグを食べたりと主に食い倒れていました。
辛いカレー
辛いカレーはぐるなびの「おふくろの味選手権」で1位に選ばれたみくのしんさんのお家カレーのレシピをそのまま完コピしたものですが、何度となく作っては色んな人にふるまっているのでそろそろ自分のカレーとうそぶいても良いような気がしてきました。
トマトと海老のだしの効いた本当に美味しいカレーです。
◎ さいきん加齢を感じたこと
三十路前なので色々と肉体の変化は感じているのですが、明確に大きな変化を実感しているのが『睡眠』。
私は乳児の頃からロングスリーパー気味の体質で用事の無い休日はいつも12時間以上眠っていたのですが、さいきん12時間眠るとその日の晩が寝付けなくなってきました。やった〜〜〜〜!!三十路前にしてようやく睡眠する体力が落ちてきたぞぉ〜〜〜〜〜!!!
頑張っても8時間以上は眠れないとか聞くとそういう人の事がうらやましくて仕方がなかったのですが(8時間とか足りるわけない!あと4時間は必要!!)、ようやく休日は8時間〜9時間睡眠したあたりで起床できるようになりました。ババアさいこう〜〜〜〜〜!!
「完璧じゃない、あたしたち」/王谷晶
作家のこだまさんとBL評論家金田淳子さんが推していたので「この二人の推しが被るなんて名作でしかない」という確信だけで紹介文もろくに読まずにkindleで購入。
短編集というのも全部で349Pあるというのも読み始めてから気づきました。kindleってこういうことあるよねー。なかなか読み終わらなくてびっくりするっていう。
物語のすべてが女と女(と女)だけの作品で完結している純度100%のおんなのこ物語で、出てくる登場人物みんなが可愛くってつよくてめちゃくちゃ自由。
作者の王谷晶さんいわく「女であることにプレッシャーを感じている女の人が読んでいてホッとするフィクションが書きたかった」とのこと。
始めからそれを踏まえて読んだ方がもっと楽しめたかもしれぬ。冬以来は男あそびもしておらず、さいきんは自分の中で「女性性」を求められる機会がめっきりない私には残念ながらそういう意味ではあんまり響かなかった。
というか、この「女性性」「男性性」については2014年くらいから私にとっては重点的なテーマで、長らく考え続けてきた果てに「男と女の内面に違いなどない」説を支持するようになってからはジェンダーというものにすっかり興味が薄れてしまった感がある。
とはいえ、「なんて自由なの・・・!」というくらい伸びやかで斬新でリズムが美しくてまるで万華鏡のような文章は読んでいてすごく気持ちよく(さっつんとか才能の塊)、ラストの短編「タイム・アフター・タイム」では王道なのにやっぱり涙ぐんでしまった。
あとイマジナリーフレンドを描いた「シオンと話せば」が美しくてすきです。