ごんブロ

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痩せる食習慣の秘訣

いまの職場に転職してから一年で6kg太ったという女友だちに、自分がふだん実践している食習慣を伝授したところ、一ヶ月で2.5㎏落ちたという報告が来て、改めて私の食習慣は痩せることを実感しました。

もしかするとほかの誰かにも伝授する機会があるかもしれないので、ちょっと書いてみることにします。

 

 

基礎データ

身長:160cm

体重:45kg~46kg

出産経験:無し

その他:冷え性、低血圧、非喫煙者、飲酒は月に1~2回

 

そもそも第二次成長期に入ったころから細く、10代のころは何をしても太ることがありませんでした。とはいえ痩せすぎということもなく、自分の体形についての悩みやコンプレックスが皆無。

しかし23歳で社会人になり、はじめてデスクワークすることになってから一年で5㎏太り、すさまじい衝撃を受けます。

私って、何をしても太らない体質じゃなかったん…!?!

青天の霹靂でした。

それからダイエットの知識を身につけて生活に取り入れ、27歳あたりでいまの体重になってからはずっと変わっていません。むしろコロナ禍のときは一時期43kgまで減り、これはいけないと戻したくらい。

何が言いたいのかと言うと、私の体形は、持って生まれた恵まれた部分もあるとはいえ、自分の意思と努力でコントロールしているものだということ。

社会人2、3年目のときに発奮しなければ、いまの私の体形はとっくの昔に失われていたはずです。

おかげでいまも大好きな服を自由に着られる喜びを謳歌しているので、20代までにいまの食習慣に辿りつけてよかったなと思います。これについてもまた後述します。

 

ながながと続けては恐縮なので、そろそろ本題に入ります。私にとって、食習慣とは「何をするか」ではなく「何をしないか」が重要。ということで、これから挙げるのは主に禁止事項になります。

 

私の食習慣

何か食べながら仕事をしない

大人になり、デスクワークをするようになって驚きました。毎日職場の誰かがおやつを回してくることに。大人ってこんなにもおやつを食べるんだ…! カルチャーショックでした。

気づけば私も毎日おやつを食べ、食べながら仕事をするのがあたりまえになり、いつしか仕事をしているときは何か(ガムやグミなど)を噛んでいないと集中出来なくなっていました。こうなるともう立派に依存症寸前。今すぐやめましょう。

回ってくるおやつはすべて「おやつを食べるのはやめました」と宣言して断るか、黙って持ち帰って捨てましょう。異動などで職場のメンバーが変わるタイミングでやめるとスムーズかも。

たまにケーキなど、その場で食べざるを得ないものが出てくる場面がありますが、そういうときは「先週生クリームを食べて急に気持ち悪くなって吐いてから、生クリームを受け付けなくなりました」など適当に嘘をついて断りましょう。ちなみに私はそもそも本当に生クリームが苦手なので、もともとそれで断っていました。とにかく重要なのは「この人は食べない」と認識され、頭数に入らないようになることです。

 

朝ごはんを食べない

昔は朝ごはんを抜くなんてありえないと考えている人間だったのですが、何を食べても10時半にはむちゃくちゃお腹が空くことに気がついてからは、もしかして無駄なのでは? と思うようになり、徐々に食べるものを軽くしていった結果、今では「コーヒー+牛乳+豆乳+ピュアココア(冬は+MCTオイル)」をブレンダーで撹拌したショコラテだけにしています。寝坊したときはコンビニのカフェラテで代用。ここでだいじなのは無糖ということ。

お腹が空きすぎて仕事に集中できないと思いきや、朝ごはんを食べて(血糖値が上がって)仕事中に消化が進み(血糖値が下がる)、再び空腹になったときの空腹のほうが、朝ごはんを食べていないときよりも飢餓感がひどく、こういうときにおやつが回ってくると、自制心はこっぱに砕け散ります。

それに、仕事中に徐々にお腹が空いていくよりも、最初からお腹が空いているときのほうが、体がはやく空腹に順応して、仕事に集中出来る気がします。

体が成長途中にある子どもは一日3食以上食べるべきだと思いますが、デスクワークの大人は一日2食でもいいんじゃないでしょうか。

 

一日15時間断食する

自分の太らない食習慣のなかでいちばんウェイトを占めているのがこれだと思う。

朝ごはんを食べないのも、仕事中におやつを食べないのも、すべてはこれを遵守するためでもある。

一時期週1回の一日16時間断食ダイエットが流行りましたが、私は基本的に毎日15時間断食しています。(カフェラテを飲んでるから厳密には違うかもだけど)

べつに15時間でも14時間でも16時間でもいいと思いますが、だいじなのは一日一回、思いっきりお腹を空かせること。このときに体はきのう摂取した脂肪を燃やしています。毎日きっちり燃やしましょう。また、一日のうちで消化しない時間が長いほど、そのぶん胃腸も休めていいそうです。

 

断食後の一食目には、絶対に甘いものを食べない

私の生活で言うと、11時半にランチ休憩に入ってその日初めての食事をとるのですが、ここで重要なのが、このときまで絶対に甘いものを食べないということ。

なぜなら断食後はむちゃくちゃ体の吸収が良くなっているので、ここで甘い飲み物やチョコレートや菓子パンやフルーツを食べると、普通に食べるよりも太るからです。どうしても食べるなら、食後にデザートとして食べればいいと思う。

昼ごはんは揚げ物と麺類以外なら制限なく食べています。なるべくたんぱく質多め、野菜もそれなりには食べている。お腹いっぱいに食べると午後の仕事に差し支えるので、普通に腹八分目で。

 

甘い飲みものを飲まない

日常的に摂る水分は水かお茶。コーヒーやラテは微糖ですらなく無糖。甘い飲みものにはおそろしいほどの量の糖分が入っており、毎日飲んでいるとすぐに糖分依存になるうえ太ります。日常的な常飲はやめ、外食時だけなどに留める。家にも持ちこまない。ただし体調が悪いときのポカリスエットアクエリアスは可。

 

パンを食べない

これは本当に難しくて、私もパン屋通いが好きだったころは「パンを食べない人生に何の意味が?」くらいに思っていましたが、数年かけて減らしました。

どうしても断てなかったパンは食パンで、今でも2、3週間に一回くらいは食べていますが、体形に影響しないので良いとしています。外食でたまに食べたりもする。ただパン屋通いはやめました。

 

揚げもの、麺類は週に一回まで

これは体質によって許容範囲が変わると思いますが、私の場合、DNA検査で脂質の分解が下手なことが分かっていること、長年の健康診断の結果などから、揚げものは週に一回ぐらいがベストという知見です。ラーメンも脂質がえげつないので同じ理由。

逆に私は炭水化物の分解は得意なので、うどんとあっさり系のパスタは週一以上食べても大丈夫な気がしている。人によっていろいろ違うのでしょう。

 

間食は自由だが、しょうもないお菓子は食べない

ここまでわりと厳しめの食習慣を挙げてきましたが、おやつ(間食)に関してはけっこう自由に食べています。セブンイレブンのコンビニスイーツが大好き。

というのも、これまた個人的な体質として、私は皮膚や粘膜が薄いせいでむちゃくちゃ口内炎が出来やすく、安物のお菓子を3日続けて食べると口内炎が出来るため、おやつはヘルシーなものか、そこそこ良い品質の素材でつくられたスイーツしか食べられません。

それは単に私の都合だけれど、この食べ方だとなぜか太らないのでこれを続けている。間食を厳選することによって、お菓子にはしょうもないものとそうじゃないものという基準が出来るので、最終的にはしょうもないお菓子を人生から遠ざけられるといい。

本気で減量したい人は、間食はおにぎり(塩か鮭)かバナナか茹で卵か焼き芋か和菓子(みたらし団子など)あたりにするとよいと思います。

 

以上、8つの食習慣でした。まとめると『プチ断食する』『砂糖を摂らない』『油を控える』に集約されるかと思います。とはいえこれらは日常的な習慣であって、飲み会や女子会やイベント時は特別な日として、糖分も油分もフリーダムに摂取しています。(というか、そういうときに好きなだけ楽しめるように、日常を引きしめている)

食習慣以外としては、水分を1リットル~1.5リットル摂ったり、毎日8,000歩程度歩いたり、毎日6.5時間~7時間寝たり、たまにヨガ教室に行ったりしています。

 

痩せるのは本当にいいことなのか

ここまでながながと太らないための心がけを書きましたが、私自身は痩せている体が至上という思いは無く、どんな体形でも健康なのがいちばんだというスタンスです。

むしろこの年になると、痩せるのにも注意が必要だと感じていて、なぜかコロナが流行っていた三年間に、職場の50代の何人かの男女が10キロ近い減量を成功させていたのですが、もれなく全員すごく老けて、肌と髪からツヤが失われてしまったことが印象的でした。ある程度年をとったら、痩せないように気をつける必要もあるのかなと思わされた例です。特に顔が痩せると精気が失われることがわかったので、34歳の私は顔が痩せないよう、さいきんはしっかりお米を食べるようにしています。

 

ということで、私の食習慣でした。これを読んだだれかのお役に立てれば幸いです。