ごんブロ

だいたい月に一度、本や映画の感想を書きます

2023年4月の振り返りと読書記録

4月もいろいろなことがあり、これまでのような週ごとの振り返りで書くと長くなりすぎるので、今回はためしにトピックスごとに振り返る書きかたでやってみる。 おでかけ 食べたもの 堺筋本町『YAICHIRO』 八尾市『とんかつマンジェ』 今里『炫屋』 本町『サ…

2023年3月の振り返りと読書記録

振り返って見ると、3月はお誕生月ということもあって、とても楽しいひと月だった。 ひきつづきこの調子で春を楽しみながら、4月以降もやっていきたい。 1week 2week 3week 4week 読んだ本 リディア・デイヴィス『話の終わり』 梓崎優『叫びと祈り』 井…

標準語で思考して、大阪弁で話す

新しく知り合い、繋がりを得た人たちにLINEを送るという機会を、ここ3年ほどは持っていなかったので、さいきんLINEを送りながらふと、私は複数のことば遣いを用いて日常生活を送っているということに思い至った。 幼いころから本やマンガばかり読んでいたせ…

2023年2月の振り返りと読書記録

今月は3週目くらいまでは精力的に活動していたわりに、4週目はぱったりと引きこもっていたりと、落差が激しいひと月だった。出かけないのはいいとしても、何もしないと気持ちが腐ってしまうので、家にいるにしてもちゃんと消化するタスクを用意したほうが…

オタクなら誰しも、初めての宝塚で恋に落ちるものだと思っていたけれど

みんながみんな、沼に落ちるわけではないようです。残念ながら。 宝塚歌劇団月組公演『応天の門/Deep Sea』を観劇してきました。 ちなみに、人生初めての宝塚です。 宝塚歌劇団と言えば、知らぬ人はいない、100年以上の歴史を持つ、女性だけの出演者によっ…

初めてのマーダーミステリー『九頭竜館の殺人』レポ

先週初めて訪れた京橋のカフェのオーナーがとても多芸な人物で、いろいろお喋りしているうちに、お店の棚にマーダーミステリーが置いてあることに気づいて訊くと、ちょうど来週の定休日にメンバーを集めてやると言う。 ぜひ私も参加させて下さいと志願して、…

2023年1月の振り返りと読書記録

なんともう一年の8.5%が終わってしまいました。 今月から去年から使っている手帳の運用をさらに深めて色んなことを書いたり記録化したり、今年の年間目標などを立てたせいか、いつになく気が急くような感じがします。 日々を無為に過ごさず充実させたいとい…

(2/1更新)2023年にやりたいこと10

早くも1月の中旬ですね。 はてなブログの特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」から、わたしも今年やりたいことをブログに書き残すことにしました。 ゆるい気持ちで挙げてみますが、頑張って遂行していきたいと思います。 2023年にやりたいこと…

2022年12月の振り返りと読書記録

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 短いお正月休みを精一杯堪能しながら、ブラックフライデーで買ったまま放置していたChromebookを初めて駆使して、この記事を書いています。 いやあ、Chromebook、めちゃくちゃ良い…

2022年に読んだ本ベスト22冊

2022年も残り2日ということで、今年読んだ本のベストランキングを発表します。 2022年現時点で読んだ本は82冊で、これから読もうとしている83冊目がこれまたベストランキング入りしそうな本ではあるのですが、先にこれまでに読んだ82冊から選出したベストラ…

2022年11月の振り返りと読書記録

さいきんよく読んでいるブログの人たちが、よく「前月の振り返り」を記事にしているのがイイナーと思ったので、安直に影響されて私も11月を振り返ってみます。 振り返りとしては11月は、関西の色んな博物館や展示を観に行った夏や、京都にひとり小旅行をした…

私「いつまでそうやって兄のお世話をするつもり?」母「一生」

実家の悩みを吐き出したい。 私:33歳独身女性会社員、年収400万円 母:64歳独身飲食店パート、年収50万円未満くらい 祖母の遺産600万円(?)ほど保有 兄:40歳独身美容師、年収200万円くらい 犬:15歳中型犬 現在このメンバーで祖母が残した家に暮らしてい…

昔より賢くなってきている(雑感)

女も33歳ともなれば、もはや誰にも言い逃れ出来ない大人の年齢だけれど、近ごろではようやく頭が実年齢にしっくり来るようになってきたというか、大人になった自覚を強く持つようになった。 思春期の10代、青春期と惑乱の20代を乗り越えて、ようやく人生その…

【100点】今年最高の小説の一冊『両手にトカレフ』を読んでほしい

僕に君のことなんかわかるはずがない。正直、君のリリックを読んだとき、そう感じて悲しくなった。でも、わからないから知りたい。わからない言葉の意味を少しでもわかるようになりたい。わかるための努力をしたい。だって人間は、わからないことをわかるよ…

聴く読書Audibleの石井妙子『魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣』でボロ泣きした

先月、Amazonが提供するオーディオブックAudibleが3ヶ月無料キャンペーンを開催していたので、満を持して入会しました。 www.audible.co.jp Audibleはふだんは1ヶ月間無料なのですが、年に一度のプライムセール期間中に3ヶ月無料の大盤振舞いをすることが…

ストレングスファインダー診断をし、算命学の占いに行く夏

ちなみにMBTI診断の結果はESFP(エンターテイナー)です。 特にきっかけは無いけれど、気になっていたストレングスファインダー診断をして、そのまま物のはずみで算命学の占いにも行って参りました。この己のことを知りたい欲求にかかった金額、しめて5,000円…

92巻無料配信の『ONE PIECE』を読んで、ウソップのすごさを再発見した

6月27日からワンピース92巻無料配信キャンペーンが開催されている。 www.shonenjump.com 本キャンペーンは6月27日から7月31日までの期間限定で、6月27日から7月10日に1話~303話(東の海~空島編)、7月11日から24日に304~597話(水の都から頂上戦争)、25…

2022年上半期の本ベスト約10冊

2022年も半分が終わりました。早すぎるよ!! ことし読んだのは6月末時点でまだ35冊(kindleの電子書籍を含むと40冊くらい)と、ゆっくりめのペースで読んでいます。 6月24日から市川春子の漫画『宝石の国』が無料で1万時間限定の全巻読み放題キャンペーン…

自分と同じ読書家はいない(雑記)

子供の頃からずっと本が好きで読んできたけれど、2~3年前からはさらに大量にしっかりと本を読むようになった。 Twitterでもいわゆる読書アカウントという、読んだ本を発信する方々をフォローしたり、また自分も読書について発信することを2年ほどやって…

【買ってよかった】家で眼鏡を洗浄出来る心地よさ 超音波洗浄機レビュー

家で眼鏡を綺麗に出来たらなぁ…。 と思ったことはありませんか。私はあります。 数年前、眼鏡屋さんにある超音波洗浄機が、家庭用で販売していると知ってからは、よりいっそうその気持ちは強くなりました。 でもなぁ…。7,000円くらいするしなぁ…。 眼鏡屋さ…

金髪と軟骨ピアスについての雑感や備忘録

金髪と軟骨ピアスをしてみてあれこれ感じたことを書いていきます。 写真は昨年末のひらパーの『大ベルセルク展』の目玉展示物、等身大ゾッドと私の2ショです。 金髪 この冬は人生で初めて金髪ショートの人として過ごしました。 商社の事務方の会社員で30過…

『三体』三部作を読破したので好きに語りまくる(ネタバレ感想)

世界中で大ヒットを飛ばす、中国産傑作SF小説『三体』を読み終わりました。第一部を手に取り、最終巻『三体Ⅲ 死神永世(下)』を読み終わるまでにかかった日数は、なんと延べ31日間。一ヶ月以上ものあいだ腰を据えて付き合ってきた本作には愛着もひとしお。…

SF音痴が傑作SF小説『三体』を二部まで読んだリアルタイム感想

空前絶後のヒットを飛ばした中国産傑作SF小説『三体』を読んでいます。 『三体』は2006年に中国のSF雑誌にて連載が始まり、2010年に完結、その後世界20ヶ国で翻訳されマーク・ザッカーバーグやオバマ元大統領をはじめとした様々な読者を魅了、世界的なSF作品…

『食べると奇妙な夢を見る』チーズ・スティルトンを食べた記録

スティルトンをご存じでしょうか。 イギリスのブルーチーズで、イタリアのゴルゴンゾーラ、フランスのロックフォールと並んで【世界三大ブルーチーズ】と称されるチーズですが、このチーズが有名であることにはもう一つ、寝る前に食べると高確率で『奇妙な夢…

2022年の読書の方針

ことしの読書の方針としては、量よりも質と学びを意識した読書にしたいと考えています。この二年間、修行のようにひたすら読んだことのない本を摂取し続けてきたので、そろそろここらで新規を求めるのでなく、良かった本を再読したり、好きになった作家を深…

怒るのは役に立つけど恥ずかしい ~口は災いの門編~

二年ぶりに怒るようなことがあり、事態がすべて収束したので書きます。 私が職場で在籍している部署はとてもちいさく、所属人数は3人~4人です。今では何気に私の在籍歴がいちばん長く、7年目になるでしょうか。ほかに上司(昨年定年を迎え、今は嘱託社員)…

【2021年版】買ってよかったもの

自粛生活も2年目。そのせいか、ことしは例年と比べ、ほとんど買い物をしない年でした。 外出をせず、人と関わることが少ない生活になると、物が必要となって来る場面や、物欲を刺激される機会も減り、自然と必要最低限のものしか買わなくなるのかもしれませ…

2021年に読んだ本90冊の中から特に良かった14冊を挙げる

昨年、それまでの読書人生で最大の量である70冊の本を読んだとき、今後これ以上の本を読むのは無理だろうと思ったのですが、今年はそれをさらに上回る量の本を読みました。しかしこの2年に渡る大量の読書量は、コロナ禍における外出自粛の影響多大であるた…

ことし個人的に印象的だったこと

情けは人のためならずという言葉について考えると、いつもアッシジの聖フランシスコの『平和の祈り』を思い出します。長いので割愛しますが、「人は与えることで受け取り、許すことで許される」という部分は、情けは己のためになることに近いものを覚えます…

『同志少女よ、敵を撃て』の本当の感想と、それを言いづらいという気持ち

第11回アガサ・クリスティー賞受賞作にして、同賞史上初めて審査員全員が満点をつけた『同志少女よ、敵を撃て』を読みました。 同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬 早川書房 Amazon 内容は、第二次世界大戦下のソ連を舞台に、ドイツ軍に母親ほか村人を殺さ…